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『ペルソナ4 リバイバル』ついに発表――17年の時を経て蘇る青春RPGの金字塔、賛否両論で検証する完全リメイクの意義

2025-06-09by ゲーム賛否編集部

アトラスは2025年6月9日、日本時間午前2時から配信された「Xbox Games Showcase 2025」において、『ペルソナ』シリーズの代表作『ペルソナ4』の完全リメイク『ペルソナ4 リバイバル』を電撃発表しました。

🎯 17年越しの完全リメイク発表

2008年にPlayStation 2で発売された『ペルソナ4』が、約17年の歳月を経てついに現世代機向けに完全リメイクされることが明らかになりました。発表と同時に公開されたティザートレーラーでは、美麗に描かれた八十稲羽の街並みと、一新されたキャラクターグラフィックが披露されています。

『ペルソナ4』は、全世界累計2,350万本を突破した『ペルソナ』シリーズの中でも特に高い評価を受けている作品です。「まぶしい青春×ミステリー×オカルト」という独特の世界観は、RPGの金字塔として多くのゲーマーの心を掴みました。

現世代機の性能を活かした美麗なグラフィックにより、八十稲羽の田舎町がより魅力的に描かれることが期待されます。P-STUDIO総合プロデューサーの和田和久氏も「精いっぱいの情熱と愛情をこめて制作中」とコメントしており、原作への敬意を込めた丁寧な作り込みが期待できます。

対応プラットフォームはXbox Game Pass、Xbox Series X|S、Windows、PlayStation 5、Steamと幅広く、これまでシリーズに触れたことのない新規プレイヤーにもアプローチできる点は高く評価できます。

シリーズファンの一部からは「なぜ新作ではなくリメイクなのか」という声も上がっています。『ペルソナ6』への期待が高まる中、開発リソースをリメイクに割くことの是非について議論が分かれています。

リメイク作品には常につきまとう「原作の持つ独特の雰囲気を損なう可能性」という懸念があります。特に『ペルソナ4』は、当時のハードウェア制約の中で生まれた演出や表現が作品の魅力の一部となっており、現代的にアレンジすることで失われる要素があるかもしれません。

現時点で発売日は「未定」とされており、詳細な情報も限定的です。近年のゲーム業界では開発遅延が珍しくなく、ファンの期待が高まる中での情報不足は不安要素となっています。

『ペルソナ4』のリメイクは、シリーズの原点回帰という意味で意義深いプロジェクトです。近年の『ペルソナ5』の大成功により新規ファンが大幅に増加した中、シリーズの名作を現代の技術で体験できることは確実にプラスとなるでしょう。

リメイク市場の活況ぶりを考慮すると、商業的成功の可能性は高いと考えられます。特にXbox Game Passでの展開は、新規ユーザーの獲得に大きく貢献する可能性があります。

本作の成功は、今後のペルソナシリーズ展開に大きな影響を与えることが予想されます。和田プロデューサーも「今後のペルソナシリーズの展開についてもスタジオを挙げて準備を進めている」とコメントしており、『ペルソナ6』への布石という側面もあるでしょう。

発表と同時に公開されたティザートレーラーでは、懐かしの八十稲羽の街並みが美麗なグラフィックで再現されています。原作ファンにとって感動的な映像となっており、YouTube公式チャンネルで視聴可能です。

『ペルソナ4 リバイバル』は、シリーズファンにとって待望のリメイクである一方、新作への期待という複雑な感情も抱かせる発表となりました。今後の続報が待ち遠しい限りです。